残響の街

それは道標

稲佐山~夜景編~

長崎といえば夜景。夜景といえば長崎というイメージが強いのは長崎市にある稲佐山展望台から見える夜景が香港、モナコと並んで世界新三大夜景に認定されたからだろう。長崎市稲佐山立山鍋冠山と三方を山で囲まれているすり鉢状の地形をしているため展望台から見下ろすとキレイの夜景が見えるのである。また、稲佐山のふもとは民家というより主に三菱造船の工場が立ち並ぶ地区なので川を挟んだ反対側の商業的に栄えていて家も多い地区の明かりがよりはっきり見えるのも魅力の一つだろう。また、明かりが水面に反射して倍増した輝きになっているのもポイントだ。東京や横浜のような「イルミネーション」中心の夜景ではなくあくまで人々が普通に生活し、生きてゆくための明かりによってここまできれいな夜景が生み出されるのは感動的だと思う。首都圏に比べオレンジ色の光が多いのも印象的である。それにより人工的かつ無機質な夜景になることを避けられているのだと思う。